amazon.co.jp の価格と出品者をアプリ、価格モニター、AIエージェントで扱うなら、まず ScavioのAmazon API(日本) を試してください。POST /api/v1/amazon/search に "country": "jp" を付けると検索結果の1ページ分を円建て価格つきで、/product はASINの商品ページを、/offers はカートボックスを獲得した出品者を含むすべての出品を返します。どれも1回1クレジットで、Growthプラン年払いなら1,000回あたり約2ドルです。
第三者のAPIが必要になるのは、Amazon自身のAPIが価格調査向けに開かれていないからです。Product Advertising API 5.0 は廃止され、後継の Creators API は対象マーケットプレイスのアソシエイト登録と直近30日で10件以上の適格販売を求めます。SP-API は出品者が自分の出品と注文を扱うためのものです。Googleで「Amazon 商品情報 取得 api」と検索しても、上位はSP-APIの申請方法やPA-APIの解説記事でした。
Scavio は私たちの製品です。その前提で読んでください。以下のScavioの数値はすべて2026年11月2日に amazon.co.jp へ実際に呼び出した結果です。他社の情報は同じ日に各社の公式ページで確認し、公開されていない項目はそう書いています。
どのAmazon APIが合うか
| ツール | 向いている用途 | amazon.co.jp | 全出品とカートボックス | 料金(2026年11月2日確認) |
|---|---|---|---|---|
| Scavio | 検索・商品詳細・出品者を1つのキーで扱うアプリとエージェント | 対応、円建て、"language": "JA" で日本語 | 1ページ目の全出品、is_buy_box_winner つき | 1,000回あたり約2ドル(Growth年払い)、50クレジット無料 |
| Keepa | 価格推移とランキング推移 | 11マーケットプレイスの1つ | オファーデータあり | 月49ユーロから |
| SellerSprite(セラースプライト) | 販売数推定とキーワード調査 | 9サイトの1つ | 公開ページに記載なし | ASIN詳細 月149ドルで5万リクエスト、7日間無料テスト |
| Rainforest API | Amazon専業の多様なデータ型 | 対応ドメイン一覧に記載 | offers タイプ | 月23ドルで500クレジット、月83ドルで1万クレジット(年払い) |
| SerpApi | GoogleでもSerpApiを使うチーム | amazon_domain 一覧に記載 | 商品APIのother sellersオプション | 月250検索無料、月25ドルで1,000検索 |
| Oxylabs | 大量取得で結果あたり最安 | ドキュメントの例に co.jp | オファーと出品者タイプ | 1,000結果0.50ドルから、月30ドルからのプラン |
人気21商品のカートボックス、Amazon.co.jp の販売は0件
「ロボット掃除機」と「モバイルバッテリー」で検索し、レビューの多い人気商品を中心に21商品を選んで、それぞれ /offers を呼び出しました。検索2回とオファー21回で23クレジットです。
21商品のうち、Amazon.co.jp がカートボックスを獲得していた商品はありませんでした。17件はAmazon発送の新品出品者で、そのうち6件はAnkerDirect、ほかにECOVACS、ILIFE公式ストア、Ugreen Japan などのメーカー直販が並びます。MOVA OfficialとDreame公式ストアの2件は自社発送でした。
目を引いたのは中古品の2件です。ルンバi7+ とパナソニックのRULOミニは、検索結果では price が null でしたが、オファーを取得すると出品はそれぞれ20件と50件あり、カートを取っていたのは「中古商品 - 良い」「中古商品 - 非常に良い」の出品でした。検索の価格だけを見るツールは、この2商品を「価格なし」と扱ってしまいます。また21商品中10商品は出品が1件だけで、カートの持ち主がそのまま唯一の売り手でした。手順と実際のレスポンスは Amazon 日本の商品情報をAPIで取得する方法 にまとめています。
1. Scavio:検索、商品詳細、全出品を日本語と円で

ScavioのAmazon APIは3つのPOSTエンドポイントと無料のマーケットプレイス一覧からなり、データ取得はどれも1回1クレジットです。11月2日の計測:
- 商品検索: 「モバイルバッテリー」は48件を2.9秒で返しました(「検索結果 50,000 以上 のうち 1-48件」)。各行にASIN、円建て価格、評価、レビュー数、バッジ、配送日(「本日中」など)、スポンサー表示があり、28の絞り込みグループもつきます。
- 商品詳細: Anker Eufy RoboVac G30 Hybrid は37,800円、在庫表示「残り8点 ご注文はお早めに」、カート獲得者 SBSストア、他の出品者3、ロボット型クリーナーで20位、日本語の仕様とカラー違いのバリエーションを返しました。
- 出品者オファー: 出品者名とID、コンディション(「新品」「中古商品 - 非常に良い」)、発送元、在庫数、お届け日、
is_buy_box_winnerを返します。
弱点も書いておきます。2026年11月2日時点で、amazon.co.jp の /offers は価格の桁区切りを誤って読み、37,800円の出品が "price": 37.8 と返っていました。同じ日の /offers の rating も全商品で5でした。修正されるまでは、価格は /product か /search の値を使い、/offers は出品者、コンディション、カート獲得の判定に使ってください。ほかに、Amazonが並べ替え指定を無視するためソート機能はなく、オファーは1ページ目のみ(has_more_pages で判別)、価格履歴は保存しません。利点は同じキーで22のAmazonマーケットプレイスと他のプラットフォームが使え、エージェント向けの MCPサーバー があることです。
2. Keepa:価格推移ならここ

Keepa API は2011年からの価格履歴を返し、APIページには「11 Amazon marketplaces」としてJPを含む11か国が並んでいます。料金は月49ユーロから、すべてのプランで全エンドポイントが使えます。トークン制で、1商品の取得に1トークンを使います。セラーの仕入れ判断で日本でも定番の選択肢で、過去の最安値や平均価格が必要ならKeepa一択です。現在の検索結果ページそのものを取る用途には向きません。
3. SellerSprite(セラースプライト):販売数推定とキーワード
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セラースプライトのAPI は日本を含む9サイト(アメリカ、日本、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、インド、カナダ)に対応し、7日間の無料テストがあります。料金ページ では機能ごとの月額で、ASIN詳細が月149ドルで5万リクエスト、Competitor Lookup(競合調査)が月499ドル、ASIN販売数予測が月799ドルでした。申し込みはメールで行います。販売数の推定やキーワード逆引きが目的なら強く、リアルタイムの出品者一覧は公開ページに記載がありません。
4. Rainforest API:Amazon専業の幅

Traject Data の Rainforest API は対応ドメイン一覧に amazon.co.jp を載せており、商品、検索、オファー、レビュー、カテゴリなどのリクエストタイプがあります。料金は年払いで月23ドル(500クレジット)、月83ドル(1万クレジット)、月375ドル(25万クレジット)。小さいプランでは1,000クレジットあたり46ドルになるため、少量の利用には割高です。
5. SerpApi:Googleと同じキーで

SerpApi の Amazon Search API は amazon_domain で amazon.co.jp を指定でき、商品API もあります。料金 は月250検索まで無料、月25ドルで1,000検索、月75ドルで5,000検索、月150ドルで15,000検索。Productionプランで1,000検索10ドルなので、Amazonだけが目的ならScavioの約5倍です。すでにGoogleの検索結果でSerpApiを使っているチームに向きます。
6. Oxylabs:大量取得で結果あたり最安

Oxylabs は「あらゆるAmazonマーケットプレイス」のローカライズされたデータをうたい、ドキュメントの domain パラメーターの例に co.jp があります。検索、商品、オファー、出品者のタイプがあり、料金は1,000結果0.50ドルから(1,000万件超で0.25ドル)、プランは月30ドルから、新規アカウントに5ドル分のクレジットがつきます。月に数十万ページ以上を取るなら結果あたり最安ですが、項目の検証は自分で行う前提です。
必要な数字で選ぶ
自社や競合の500 ASINについて、価格とカート獲得者を毎日確認すると、/product と /offers で1日1,000回、月30,000クレジット、Growth年払いの単価(1,000クレジット約2ドル)で約60ドルです。カテゴリの価格帯と順位を追うだけなら検索で足ります。20キーワードの1ページ目を毎日取っても月600クレジット、約1.2ドルで、1回に48件が返ります。価格推移はKeepa、販売数推定はセラースプライト、いまの価格と誰がカートを持っているかはScavio、という分担が現実的です。Amazon APIを無料で試す(50クレジット、カード不要)か、先に日本語ページのライブデモで検索してみてください。
参考:Amazon API(日本) ・ 商品検索ドキュメント ・ 商品詳細 ・ 出品者オファー ・ マーケットプレイス ・ 料金
Frequently asked questions
Amazon APIの価格はいくらですか?
Amazon自身のAPIは料金ではなく参加条件で制限されています。Creators API(旧PA-API)はアソシエイト登録と直近30日で10件以上の適格販売が必要で、SP-APIは自分の出品と注文のデータ用です。第三者のAPIでは、ScavioがGrowthプラン年払いで1,000回あたり約2ドル(検索・商品詳細・オファーとも1回1クレジット)、Keepaが月49ユーロから、SerpApiが月25ドルで1,000検索からです。
Keepa APIとScavioはどう使い分けますか?
過去の価格推移が必要ならKeepaです。2011年からの価格履歴とランキング推移を持ち、amazon.co.jp にも対応しています。今この瞬間の検索結果、商品ページ、カートボックスを取っている出品者と他の出品の一覧が必要ならScavioが向いています。Scavioは履歴を保存しないため、推移を見るには定期的に呼び出して自分で保存します。
カートボックスを取っている出品者はAPIで分かりますか?
分かります。Scavioの /api/v1/amazon/offers は出品ごとに is_buy_box_winner を返します。2026年11月2日にロボット掃除機とモバイルバッテリーの人気21商品を調べたところ、Amazon.co.jp がカートを獲得していた商品は0件で、17件はAmazon発送の新品出品者、2件は自社発送の出品者、2件は中古品の出品者でした。
Amazonはスクレイピングを禁止していますか?
Amazonの利用規約は自動的なデータ収集を制限しています。第三者のAPIは公開されている商品ページの情報を返し、ユーザーとしてログインはしませんが、データの使い方とAmazonの規約や個人情報保護法への適合はご自身の責任です。具体的な用途については専門家にご相談ください。
APIとスクレイピングの違いは何ですか?
スクレイピングは自分でページを取得して解析する方法で、ブロックへの対処やAmazonのページ変更のたびの修正が自分の仕事になります。APIは決まった形のJSONを返し、その保守は提供側が担います。Scavioの場合、amazon.co.jp の検索1回で48件の商品が価格、評価、レビュー数、配送日つきで返ります。